日帰り手術
日帰り手術
当院では日帰り眼瞼手術・日帰り涙道内視鏡検査手術を行っております。受診から手術、その後の診察の流れについてご説明させていただきます。
瞼を挙げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能を評価したうえで術式を決定します。
病状・手術について説明、納得していただきましたら、手術同意書にサインをしていただきます。
局所麻酔による日帰り手術を行います。(両側で60~70分)
※手術当日:洗顔洗髪入浴不可
※手術翌日:首からシャワー可能
※手術3日目以降:洗顔洗髪入浴可能
涙目の症状のある方の中には涙道閉塞になっている方がいます。涙道閉塞の診断には通水検査をします。
目頭の上下に小さな涙の排泄口(涙点)があり、そこから涙は小さい管を通過して鼻腔へ流れでています。その涙の通り道を涙道と言います。涙道のどの部分が詰まっても涙目になります。通水検査をして、涙道閉塞の診断をします。涙点から生理食塩水をいれて、お水が逆流し、お口にお水が来ない場合、涙道閉塞を起こしています。
涙道閉塞がある方は涙道内視鏡検査をします。目頭近くに麻酔の注射をし、涙点(涙の排泄口)から直径0.9mmの涙道内視鏡を挿入し、モニターを見ながら涙道の中を確認します。涙道の閉塞部分を開放し、涙道の再閉塞の予防目的でチューブを挿入します。麻酔注射後、眼球の周りの筋肉が麻痺し、ものが二重に見えるので片眼のみ眼帯をします。麻酔が切れた3~4時間後には回復します。麻酔の注射で眼瞼が腫れ、皮下出血を生じることがありますが、自然に治るので心配ありません。再閉塞した場合、再手術が必要になることもあります。涙道閉塞の状況によりチューブが入らないこともあります。
(手術時間は片20~30分程度)
通水検査をし、涙道閉塞の診断後、涙道内視鏡手術を決定します。病状・手術について説明、納得していただいたら手術同意書にサインをしていただきます。
※術翌日は診察がありますので受診してください。
術翌日以降は生活に制限はありません。洗顔洗髪入浴、お化粧可能です。
術当日、帰宅後、唾液や鼻水に少量の血が混じっていますが、問題ありません。
下記の疾患は、黄斑浮腫を生じるとゆがみや中心暗点(真ん中が暗く見える)、視力低下などの症状が出現します。
これらの疾患では、目の中で、体内のVEGF(血管内皮増殖因子)という物質が、新生血管の増殖や黄斑浮腫の悪化に関与していることがわかっています。
このVEGFの働きを抑える薬剤である抗VEGF薬を眼内に注射することにより、黄斑浮腫を改善させ、病気の進行を抑制します。
治療は、硝子体注射という方法で行われます。初回の治療後は、病気の状態を見ながら追加の注射を継続していくことが多いです。