まぶた治療・手術|フジタニ眼科|勝どき駅|眼科

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まぶた治療・手術

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まぶたの治療・手術

当院は局所麻酔下で眼瞼疾患の日帰り手術を行っています。健康保険が適用となる疾患を対象とします。

眼瞼下垂

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、上まぶたが黒目の上縁に少しかかる程度の高さより下がる状態をいいます。
上眼瞼の辺縁に、幅1cmの軟骨のような硬い瞼板(けんばん)があり、瞼板が瞼の形を保っています。
瞼を挙上させる筋肉(挙筋)は腱膜という白い硬い組織に移行し、その腱膜の一部は瞼板に付着し、瞼板を挙上させ、目を開けることができます。眼瞼下垂は瞼板と腱膜のくっつきが緩んでいるため、筋肉の力が瞼板に伝わらず、目があけにくくなっています。手術は瞼板と腱膜のくっつきを補強します。
眼瞼下垂の問題点は、無意識に目を見開こうとし、額の筋肉がいつも緊張し①額にシワができること、②頭痛や肩こり、③視野が狭くなることです。

眼瞼下垂の種類

加齢によるもの

長期ハードコンタクトレンズ装用者

HCLを外すときに、目を大きく見開き、指で耳側に瞼を引っ張るので、その力で、挙筋腱膜がうすく伸びてしまっています。
HCLを取るときはHCL専用のスポイドを使用してください。

アトピー(瞼を擦るため)、術後の下垂など

先天性眼瞼下垂

生まれつき瞼を挙げる筋肉が弱い状態で、眼瞼が完全に瞳孔を覆っている赤ちゃんは視力の発達に支障がでるので早急な手術を要します(他施設へ紹介いたします)。

眼瞼下垂の手術

基本的に術後4日間は患部を保冷剤で冷やしてください。3日目から洗髪・洗顔が可能です。
術中左右のバランスを見るため、基本的に両側、同じ日に行います。
手術時間は両眼で60~70分程度。

挙筋腱膜縫着術

瞼に麻酔の注射をし、皮膚を切開切除し、腱膜を瞼板に固定しなおすことで上眼瞼の挙上を矯正します。抜糸は術後5日~1週間後です。
瞼の挙上の過矯正、低矯正、二重瞼の幅や形状の目立った左右差が認められた場合、再手術が必要になることもあります。再手術の判断は術後6か月以降が適切です。腫れと皮下出血が1~3週間程続きますが徐々に改善します。傷口は術後1か月くらいかけて目立ちにくくなっていきます。

眉毛下皮膚切除術

眼瞼の皮膚の弛みが強く眼瞼が瞳孔にかかり、視界が妨げられている場合は眉毛下皮膚切除術をします。
瞼の皮膚は体の中でもっとも薄く、睫毛側よりも眉毛側の皮膚の方が厚いです。睫毛側を沢山切除をすると、眉毛側の厚い皮膚が上から降りてきて腫れぼったい不自然な瞼になります。眉毛下皮膚切除術は眼瞼の形はほとんど変わらず自然な瞼になります。眉毛がしっかりしている方はよい適応です。抜糸は術10日~2週間後です。
腫れと皮下出血が2~4週間程続きます。

その他の眼瞼手術

眼瞼内反症(逆さ睫毛)(切開法)

下眼瞼(まぶた)を支えている筋肉(下眼瞼牽引)の腱膜と瞼板の付着部が緩んで眼瞼が内反しているため、睫毛が眼の表面にあたり、角膜に傷がついています。
局所麻酔後、眼瞼皮膚を切開し、腱膜を瞼板に縫合固定し、眼瞼に張りを持たせることで、内反を矯正します。術後は眼瞼の腫れと内出血が生じますが、徐々に改善していきます。術後2週間ぐらいまで傷が目立ちますが、最終的には傷は消えます。手術時間は片眼30分程度。

眼瞼手術

睫毛内反症(埋没法)

睫毛が内反し睫毛が角膜にあたっている状態です。
手術は局所麻酔下で、眼瞼皮膚に糸を埋め込み、瞼を外反させ、睫毛が角膜にあたらないようにします。抜糸が不要で、手術の侵襲は比較的少ないですが、糸が緩んで再発することもあります。
上眼瞼の場合、重瞼線が一重の方は二重になります。美容目的の手術ではないので、健康保険が適用となる疾患を対象とします。手術時間は片眼20分程度。

霰粒腫

まぶたの内側にある脂肪を分泌するマイボーム腺が詰まり脂肪がたまります。悪化すると脂肪が硬い組織に囲まれ、なかなか改善しません。局所麻酔注射をし、結膜側あるいは皮膚側を切開し、脂をかき出します。硬いカプセル(瞼板)は切除します。手術時間は片眼15分程度。

眼瞼黄色腫

淡黄色の良性腫瘍です。平坦で境界がはっきりしており、上まぶた内側に左右対称に発生します。高脂血症と関係があるといわれています。局所麻酔下で切除し縫合します。抜糸は5~7日後です。手術時間は片眼20分程度。

眼瞼腫瘍(脂漏性角化症など)

眼瞼辺縁にあるイボ状のものが気になるようであればご相談ください。当院で切除可能であれば、局所麻酔後メスで切除し病理検査をさせていただきます。

稗粒腫(白いブツブツ)

目の周りにある白いブツブツは稗粒腫かもしれません。当院でも処置は可能です。

眼瞼痙攣(ボトックス注射)

痙攣している瞼の筋肉に、痙攣を抑える作用をもつボツリヌス毒素を注射します。点眼麻酔し、眼瞼をよく冷やしてから注射をします。
合併症として、薬の量が多すぎると眼瞼下垂をきたすことがあります。薬の効果が切れる3か月後にはもとに戻っています。
眼瞼腫脹、皮下出血を生じることもありますが、自然に消失します。
最初は少量から始めます。注射後2~5日で効果が表れて、3~4か月で徐々に減弱し、効果がなくなると再注射をする対症療法です。

眼瞼以外のその他の手術・処置

眼窩脂肪ヘルニア

眼窩内の脂肪を支えている隔膜が弱く眼窩脂肪が脱出した状態です。通常、経過観察ですが、気になる方は手術をします。
眼窩脂肪を除去し、とける糸で結膜とその下の膜を縫います。術後の結膜下出血は2週間程度で自然に消失します。手術時間は片眼30分程度。

結膜弛緩症

加齢により、たるんでいる結膜が瞬きをするたびに、角膜に当たり異物感、涙目になります。点眼麻酔をし、たるんでいる結膜を下方に移動させ、強膜(白目) に縫いつけて、角膜と接触しないようにします。術後の結膜下出血は2週間程度で自然に消失します。術後抜糸はありませんが、結び目が原因で異物感が続く場合は、抜糸します。手術時間は片眼30分程度です。