ドライアイ治療|フジタニ眼科|勝どき駅|眼科

〒104-0054 東京都中央区勝どき1-3-1 Brillia ist Tower 勝どき3階
03-5560-9560
ヘッダー画像

ドライアイ治療

ドライアイ治療|フジタニ眼科|勝どき駅|眼科

ドライアイとは

ドライアイとは

ドライアイとは、涙の分泌量が低下し、涙の質が悪化することによって、涙液層の安定性が低下している状態をいいます。目の表面に傷ができ、目の疲れ、目が痛い、重い、充血する、ごろごろするなどの症状がでます。高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、ドライアイ患者様も増えてきています。

よく間違われる疾患
「目がショボショボする」など、初期症状がドライアイと似た病気に「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」があります。40歳以上の女性に多く、症状が進むと自分の意思で目が開けられなくなります。ドライアイの治療を受けても回復しなければ、神経眼科で詳しく調べることをおすすめします。
なりやすい年齢
ドライアイは、長時間パソコンやスマートフォンの画面を見続ける若い人が訴えて受診されることが多い病気であることは事実ですが、実はドライアイで受診する人の半数近くは50歳以上の方々が占めています。
その理由として、年齢を重ねるとともに涙をつくる機能や粘膜が衰え、ドライアイになる可能性が高まると考えられています。

ドライアイの原因

1コンタクトレンズを使用している方

コンタクトレンズを使用している方は、使用されていない方に比べて目が乾燥しやすい状態にあります。目がごろごろする、充血するなどの症状が出る方はドライアイの可能性が大です。

2パソコンを長時間使う方

仕事で毎日パソコンを長時間使う方、特に、細かい数字や文字を扱う等、精神を集中することが多い仕事をなさる方は要注意です。ネットゲームで画面を凝視している方も注意が必要です。

3エアコンを長時間利用する方

空調が効いたオフィスで一日中仕事をなさる方、家庭で無防備に空調の風を顔にあてている方は要注意です。目はすぐ乾いてしまいます。

4半年以内に屈折矯正手術をした方

屈折矯正手術は、レーザーで角膜を削って視力を向上させる手術です。ほとんどの場合、一時的に知覚低下が生じて、合併症として術後3〜6か月程度ドライアイになります。ほとんどの場合、一定期間が経過すれば改善されますが、中には長期に渡ってドライアイが改善されない場合もあります。

5夜更かしする方

残業や飲み会、深夜のネットサーフィンや電話で、睡眠不足になっていませんか?夕方や夜になると目の調子が悪くなる方はドライアイの可能性があります。

6旅行や出張の多い方

仕事で飛行機に長時間乗ることが多い方や、ホテルをよく利用される方は注意が必要です。

7花粉症の方

春に多い花粉症。花粉症は、スギなどの花粉によっておこる目や鼻のアレルギーです。花粉症になると目がかゆくなったり、充血、涙が出るなどの症状が出ますが、これらの症状はドライアイでも見られます。ドライアイと花粉症は似たような目の症状があり、二つの病気が合併していることもあります。

8運転をよくする方

タクシーやバス、トラックなど長時間運転する職業の方、仕事で車を使うことの多い営業職の方、ドライブが趣味の方、運転中に目に不調を感じるようならドライアイの可能性があります。

9ご高齢の方

年を重ねると私たちの身体には様々な老化現象が現れ、目も例外ではありません。年齢を重ねるごとに涙をつくる涙腺の分泌機能が低下し、分泌する涙の量が減ることが知られています。

受診のタイミング

ドライアイは、生活習慣や他の病気などにより、涙の量や質が変わってしまうことで起こる病気です。そのため、市販の目薬で水分を補うだけでは十分ではない場合もあります。また、市販の目薬や水道水による洗眼は、かえって病状を悪化させてしまうこともあります。少しでも気になったら、お気軽にご相談ください。

検査・診断

1目の疾患を探る視力検査

眼科で必ず行われる最初の検査です。視力から、ドライアイだけでなく、他の疾患がないかを探ります。

2目の傷の有無・程度を探る顕微鏡検査

目の表面の傷を見る検査です。フルオレセインという黄色の試薬で目の表面を染めると、角膜(黒目)の傷のある部位が染まります。細隙灯顕微鏡で染色部を観察しながら、傷の有無や程度をチェックします。

3涙の質を調べるBUT検査

涙がたくさん出ても、質が良くないために目の表面がすぐ乾くこともあります。涙の質を調べる検査で、目を開いてから目の表面の涙の膜が破壊されるまでの時間(Break Up Time)を測ります。BUTが5秒以下の場合、ドライアイが疑われます。

治療

主な治療には点眼治療と、涙点を閉鎖する涙点プラグ治療があります。

1ドライアイの治療薬

従来は、水分を補給し、傷ついた角膜を修復するタイプの目薬が使用されていました。最近では、涙の各成分に直接働きかけるタイプの目薬が開発されたことにより、ドライアイ患者様ごとの涙のタイプに応じて、正常に機能していない涙の層をターゲットとした層別治療が可能になりました。
※涙は「水分」と「ムチン」という物質によって構成されており、両方のバランスの良い涙が質の良い涙といわれています。
ムチンは水分を目の表面にとどまらせるなどの働きを担っています。

2涙点プラグによる治療

ドライアイ治療(涙点プラグ挿入術)

点眼麻酔をし、顕微鏡下で涙の排泄口である「涙点」をシリコンでできたプラグ(栓)でふさぎます。数分でおわります。予約不要です。(藤谷の担当日)
痛みはほとんどありません。その日から洗顔入浴、お化粧可能です。プラグ後、涙がたまりすぎたり、異物感がでる場合は、診察の上、状況によりプラグを取ります。自然に取れることもありますが、とれたことは自分で気づきません。